2015年5月29日 いま、注目すべきモーグルアスリートたち!

1.再起をかける伊藤みき、村田愛里咲

ソチ五輪での負傷により、伊藤みきと村田愛里咲は残念ながら’15シーズンはW杯&世界選手権を欠場した。モーグルジャパンチームの女子にとって大きな戦力ダウンだったが、星野純子が総合ランキング10位に入り、伊藤さつきが初表彰台を経験するなど、残された選手がその穴を見事に埋めた。これは予想を上回る結果といえるだろう。
'16シーズン、そこにみきと愛里咲が戻ってくれば、かつてない重厚な戦力が揃うことになる。日本のモーグル史において女子の表彰台経験者4人というのは過去に例がない。






さて、'15シーズンはコンペシーンには顔を出さなかったみきと愛里咲だがウエアカタログ用の撮影で雪上に立ってコブ斜面を滑っている。

別々の機会での撮影だったが、それぞれ元気な姿をみせた。

みきの撮影が行われたのは2015年の1月始め。長野にある飯綱高原でのことだ。1月の段階では雪上トレーニングも十分とはいえなかったが、ケガのないように気を配りながらも、その時点でのベストの滑りをみせた。印象的だったのはコースに立った時のみきの嬉しそうな顔だ。やはり、コブ斜面が彼女のホームグラウンドなのだ。ましてそこは、あの長野五輪の舞台となったスキー場だ。特別の思いがその胸に去来したのではないか。




愛里咲の撮影は2月初旬に北海道のさっぽろばんけいで行われている。コブ斜面を滑るのは1年ぶりだという彼女、もちろんその時点では本調子とはいえなかったが、リズミカルなターンは健在。五輪を途中棄権という挫折をバネに、今はリベンジを期してオフトレーニングに励んでいる。
すでにジャパンチームは新しいシーズンに向かて始動。合宿も行われた。W杯開幕まであと7ヵ月。ベストの陣容で戦う'16シーズンに期待したい。


近日、そんなみきと愛里咲に会えるイベントがある。6/6(土)、6/7(日)にアルペン一社店(愛知県名古屋市)で開催される「スキーエキスパートフェスタ」にゲスト出演するのだ。2人に加え、同じハートの板を愛用する遠藤尚も来店。トークショーやチャリティーオークションなどのプログラムが予定されている。
また、6/13(土)、14(日)にはスポーツデポ新大阪店(大阪府大阪市)では「スキー&スポーツフェスタ」が開催される。こちらも、みき、愛里咲、遠藤の3人ほかの著名スキーヤーが来店。トークショーなどが行われる。
■スキーエキスパートフェスタ http://www.alpen-group.info/event/event.php?in_eventid=196#festa

一方、海外に目を向けると、2015シーズンは、アンソニー・ベナ(FRA)、ジャスティン・デュフォー-ラポイント(CAN)と新たな2人の世界選手権王者が誕生した。しかしながら、トップに迫るアップカマーたちはさらにいる。その中でも個性的なモーグルアスリートたちを紹介しよう。

2.今、最もホットなキャラ フィリップ・マルキ(CAN)

この男、カメラマンを喜ばせる、最強のキャラクターだ。
レンズを向けると以下の表情。

W杯を盛り上げる乗りに乗った存在だ。
2015季はW杯第1戦デュアルで優勝。自身2度目の勝利を挙げるなど、W杯総合3位にまでジャンプアップ。世界選手権はデュアルで銀メダル。カナダの表彰台独占を演出した。
日本の大会が大好きであり、W杯たざわ湖大会も表彰台を獲得した。ずばり、今最もホットなキャラだ。
5歳上の兄ヴィンセントは、2009年世界選手権猪苗代大会の銅メダリストで、2010年バンクーバー五輪4位。兄の果たせなかった五輪でのメダル獲得へ、その可能性が見えてきた。

3.2015季、最も伸びて上位進出した選手 シモン・プーリョット-キャバナ(CAN)

層の厚いカナダチームではW杯選手であっても、4名程度が枠である五輪や世界選手権に出場するのがまた大変なバトルだ。シモンは2014季まで5番手な存在。ゆえにソチ五輪の出場も逃した。
そんな世界的には目立たなかった男が2015季、トップシーンに名乗りをあげてきた。第2戦カルガリー大会で2位になるなど、W杯総合6位。カナダ3番手のポジションとなり、24歳で世界選手権に初めて出場した。
優しげな顔つきからは想像を超えるスピードあふれる滑り。決して派手な存在ではないが、上位安定する選手となるだろう。

4.今、最も次期女王の可能性を持つ選手 アンディ・ノード(CAN)


「天才少女!」
W杯デビュー前からアンディ・ノードの名前は聞こえていた。
2012季、ノーアム( 北米杯) を圧勝し、最終戦でW杯デビュー。その時まだ16歳。2013季はW杯でルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得。
そして18歳で迎えた2014季ソチ五輪。ここでは挫折を味わう展開に。大きな期待をされながら、代表選考漏れ。層の厚すぎるカナダチームゆえの、大きな試練を受けることとなる。
そんな流れで訪れたのが昨2015季。第5戦アメリカ・レイクプラシッド大会で3位、初表彰台にあがるなどW杯総合5位。新たな歩みをスタートさせ、次期女王の可能性を感じさせる存在となった。
フランス語圏の選手が多いカナダ選手の中で、英語圏出身の最近では数少ない選手。大先輩の女王ジェニファー・ハイルとも比較される逸材であり、その才能は世界的な開花をしつつある。
寿司が好物など日本びいきであり、来季以降、ますます注目すべきアスリートだ。


■ジャパーナ http://www.japana.co.jp/

◎Photo/Japana、Shin Okamoto Text/Daisuke Mizorogi、Shin Okamoto

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